

本書は、「コンピテンシー」「リテラシー」「資質・能力」「ジェネリック・スキル」「社会人基礎力」等、従来の学力の範疇には収まりきらない諸概念を〈新しい能力〉と総称し、その〈新しい能力〉がどのような光と影を教育にもたらすのかについて検討を加えた前著『〈新しい能力〉は教育を変えるか―学力・リテラシー・コンピテンシー―』の続編である。前著から約15年が経過した現在において、幼児教育から大学教育・生涯学習までを貫く目標として位置づけられ、国内・海外にてますます影響力を増す〈新しい能力〉が、実際に教育をいかに変えたのか、その光と影をあらためて検討した。そして、今後、この〈新しい能力〉をいかに飼い馴らし、教育の制度・実践を創り出していくかについても検討した。
本書は共著であり、私は第5章「高等教育での統合的学習―市民性の育成と実質的な学習成果の可視化―」を執筆した。〈新しい能力〉の育成が求められる大学において、「経済社会に貢献する・適応する人材」の育成に偏重するコンピテンシー型の大学教育、要素主義化し統合性を喪失することを助長させる学習成果の可視化を問題視し、専門教育において市民性育成と統合的学習を実現するサービスラーニングの可能性について検討した。
(杉原真晃 共著)ミネルヴァ書房 詳細
| 著者 | 松下佳代 編著 |
| ジャンル | 教育 |
| 出版年月日 | 2026年03月刊行予定 |
| 定価 | 4,950円(本体4,500円+税) |
| 判型・ページ数 | A5・320ページ |