
教育学科代表あいさつ
教育学科へようこそ
2026年度教育学科代表委員を務めることになりました。学生一人ひとりが充実した学生生活を送ることができるよう全力でサポートしていきたいと思います。
4月1日、新たに教育学科に進級した2年次生向けのガイダンスが行われました。ご承知のとおり、本学は1年次生を基礎課程で学び、2年次生より各学科専攻での学修を始めます。ある意味、大学に入ってから二度新たな気持ちで新年度を迎えることができることになります。目の輝く多くの新2年次生を前に、とても新鮮な気持ちになりました。
ただし、当然ながら進級したすべての学生が、教育学科を第1志望としていたわけではありません。さらに遡れば、すべての学生が本学を第1志望としていたわけではありません。またその比率は時代とともに変化してきてもいます。新鮮な気持ちとともに、第1志望であった学生はもちろん、そうでなかった学生たちにも、教育学科でそして聖心女子大学で学んでよかったと思ってもらえるように努めねばという気持ちも新たにしました。
そんなこともあり、少し厳しいかとも思いましたが、新2年次生に今回次のような話をしました。 「皆さんの大先輩にあたる本学1期生の渡辺和子さん(シスター・元ノートルダム清心女子大学学長)は、“置かれた場所で咲きなさい”というとても有名な言葉・著書を残しておられます。とても意味深い言葉ですね。ご存じの方も多いと思います。ところで、本学副学長を務められた関場誓子先生は、かつて卒業を目前にした4年生全員を前にして、まず彼らにこの言葉を贈られました。そして、その言葉の意味と素晴らしさを伝えられた後、『この言葉は私の言葉ではないので私の言葉を加えて皆さんにはなむけの言葉として贈ります』と言われ、次のように話されその場を閉じられたのです。“置かれた場所で咲きなさい、ただし置かれた場所で咲けない花はどこに行っても咲けません”。それを聞いた瞬間私はドキッとしましたが、この言葉もまた現実を踏まえた素晴らしい内容だとも感じました・・・。」
“石の上にも三年”という言葉もあります。冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる、がまん強く辛抱すれば成功することのたとえです。確かに自身の経験でも、3年ほどがまん強く続けているといろいろなことが、特に周りの自分に対する対応が変わってくることがあったなと実感します。
ただし、今は本当に多くの情報に溢れ、自分を見失ったり、落ち着いてじっくり考えることができなかったりといったことも少なくありません。河合隼雄氏の「マジメも休み休み言え」を少し変えて、「マジメも休み休み行うくらいがちょうどいい」のではないかとも思います。安全性と持続可能性を高めるために、自動車のブレーキに“あそび”があるように。